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熱処理まめ知識

8 【鋼中の元素の役割】鋼の調味料

ひとくちに鉄・鋼といっても、その種類はとても多くあります。
例えば使用用途や、微量に含まれる成分によって鋼種―名前が変わります。

鉄といえどもFeだけで作られているわけではありません。

鋼に含まれる成分には主に以下のようなものがあります。
C(炭素)、Si(シリコン)、P(りん)、S(硫黄)、Mn(マンガン)
Cr(クロム)、Ni(ニッケル)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、V(バナジウム)
・・・・などなど、他にもたくさんあります

これら様々な元素が微量に含まれて、その分量によって性質を変えています。
例えば分量が多ければ多いほど、硬さ・強さが高くなるとか、
多ければ多いほど焼入れ性やじん性が向上するとか、
耐腐食性が強くなるとか・・・・

これらの元素は言わば鋼の性質を決定付ける「調味料」のようなものと言えますね。