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熱処理まめ知識

2 【加熱と冷却】火加減と湯加減のコントロール

例えるなら「日本刀を作る」

― 真っ赤になった鉄をハンマーで何度も鍛錬させた後、水の中に漬けて冷やす ―
そんな光景をTVなどで見たことがありませんか?

この“赤めた”“冷やす”行為、これが『金属熱処理』です。

赤め(=加熱し)方と冷やし(=冷却し)方を様々に調整することで、鋼が硬くなったり、軟らかくなったりします。
赤めるのを“火加減”、冷やすのを“湯加減”に例えたりもします。

ちなみに、より重要なのは“湯加減(冷やし)”の方です。
冷やし方次第で性質が大きく変わります。冷やせるだけ冷やせば良いというわけではありません。
冷やし過ぎも、良くないのです。
(“水加減”と例えられないのはそのためです。水温は“人肌”が良いとされています)

湯加減が大事です(※この写真はイメージです)